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経費精算SaaS

経費精算SaaS比較【中小企業向け2026年版】

2026/5/7 · 編集部

この記事で解決できること

「紙の領収書を毎月まとめて手入力している」「精算の承認が上長に届くまでに1週間かかる」——こうした課題を抱えながら、SaaS導入に踏み切れていない中小企業の担当者に向けて書きました。本記事では、中小企業で特に導入実績の多い2製品(freee経費精算楽楽精算)を機能・料金・連携の3軸で比較し、自社に合った選び方を具体的に示します。


中小企業が経費精算で抱えやすい課題

経費精算のアナログ運用が続くと、次の問題が積み重なります。

  • 入力ミスと転記コスト:手書き伝票→Excelへの二重入力で月次集計が遅れる
  • 電子帳簿保存法への対応漏れ:2024年1月から改正電帳法が本格施行。紙保存だけでは税務リスクが生じる可能性がある
  • インボイス制度の対応負荷:適格請求書かどうかの確認を手作業で行うと担当者の工数が増大する
  • 承認フローのブラックボックス化:誰の手元で止まっているか把握しにくい

クラウド型の経費精算SaaSを導入すると、OCRによる自動読み取り・電帳法対応の自動保存・スマホ完結の承認フローが実現でき、これらの課題を一括で解消できます。


ツール選定の3つの基準

  1. 会計ソフトとの連携:すでに使っている会計ソフトとシームレスにつながるかどうか。仕訳の自動連携がないと手作業が残る。
  2. ユーザー数と料金設計:従業員が少ないうちは従量課金型、50名を超えてくると月額固定型のほうが割安になるケースが多い。
  3. 法令対応のタイムリーさ:電帳法・インボイスは毎年細則が変わる。ベンダーの法令改正対応スピードは重要な選定軸。

各ツール詳細

freee経費精算(freee株式会社)

こんな企業に向いている:スタートアップ・小規模事業者、freee会計ユーザー

freee経費精算は、スタートアップや従業員50名未満の小規模事業者での導入実績が豊富なSaaS。最大の強みはfreee会計・freee人事労務とのネイティブ連携で、経費データが承認完了と同時に会計ソフトへ反映されるため、経理担当の転記作業がほぼゼロになります。

UIのシンプルさも特徴で、「スマホで領収書を撮って送信するだけ」という操作感を実現。社員教育の負担が小さく、IT慣れしていないメンバーでも運用できます。30日間の無料トライアルで実際の業務フローを試してから導入判断できる点も安心です。

主な機能

  • 領収書OCR(スマホ撮影対応)
  • 電子帳簿保存法対応・インボイス対応
  • freee会計・freee人事労務・主要銀行口座との連携
  • 法人カード連携
  • スマホアプリ

料金(記載時点の公開情報。最新は公式サイトで要確認)

  • 1ユーザー 880円/月〜(従量課金)
  • 30日間無料トライアルあり

注意点

  • 複雑な多段階ワークフローや部門間の複雑な経費配賦には機能の物足りなさを感じる場合がある
  • 連携先がfreee周辺に集中しているため、弥生・勘定奉行など他会計ソフトとの連携は別途確認が必要

公式サイトで資料請求(freee経費精算)


楽楽精算(株式会社ラクス)

こんな企業に向いている:従業員30名以上の中堅中小企業、弥生・MF・勘定奉行ユーザー

楽楽精算は国内導入社数No.1クラスの経費精算SaaSで、中堅・中小〜大企業まで幅広い規模で採用されています。freee・マネーフォワード・弥生・勘定奉行・SAPなど主要会計ソフトとの連携の幅広さが最大の強み。すでに別の会計ソフトを使っている企業でも、自動仕訳連携でデータ転記の手間を排除できます。

セキュリティ面ではISMS・プライバシーマークを取得しており、電帳法・インボイスへの対応アップデートが早いという評価も高い。承認ワークフローの柔軟性も高く、部門・金額・費目に応じた複数の承認経路を設計できます。

主な機能

  • 領収書OCR・自動仕訳
  • 電子帳簿保存法対応・インボイス対応
  • 複数経路の承認ワークフロー
  • 法人カード連携
  • 主要会計ソフト(freee・MF・弥生・勘定奉行・SAP)との連携

料金(記載時点の公開情報。最新は公式サイトで要確認)

  • 初期費用 10万円、月額 3万円〜(50ユーザー目安、ユーザー数により変動)
  • 30日間無料トライアルあり

注意点

  • 従業員10名以下の小規模では月額固定コストが割高になりやすい
  • 初期設定の自由度が高い分、導入時の設計・設定に一定の工数がかかる

公式サイトで資料請求(楽楽精算)


機能・料金・連携 比較表

項目freee経費精算楽楽精算
料金モデル880円/ユーザー/月3万円〜/月(50ユーザー目安)+初期10万円
向いている規模1〜50名30〜300名
無料トライアル30日間30日間
OCR
電帳法・インボイス対応
承認ワークフローシンプル複数経路・複雑な分岐に対応
主な会計連携freee会計中心freee・MF・弥生・勘定奉行・SAP
セキュリティ認証ISMS・プライバシーマークISMS・プライバシーマーク
機能スコア★★★★☆★★★★★
価格スコア★★★★☆★★★☆☆

自社に合う選び方

freee経費精算を選ぶべきケース

  • すでにfreee会計・freee人事労務を使っている
  • 従業員数が10〜30名程度でコストを抑えたい
  • シンプルな承認フロー(申請→上長承認→経理確認)で十分

楽楽精算を選ぶべきケース

  • 弥生・勘定奉行・マネーフォワードなど既存の会計ソフトを変えたくない
  • 従業員が30名以上おり、部門別・金額別に承認経路を分けたい
  • 現場スタッフの操作より、経理側の自動化・効率化を優先したい

どちらか迷う場合は、経費精算SaaS診断ツールで自社の要件を入力すると、条件に合ったツールをすぐに絞り込めます。また、経費精算カテゴリTOPでは今回紹介しきれなかったツールも含めた一覧を掲載しています。


よくある質問(FAQ)

Q1. 電子帳簿保存法に対応していないと何が問題ですか?

2024年1月以降、国税関係書類を電子取引で受け取った場合は電子データのまま保存する義務があります(紙への出力・保存だけでは原則不可)。freee経費精算・楽楽精算はいずれも電帳法に対応しており、要件を満たした形での保存・検索ができます。

Q2. 少人数(10名以下)でも導入できますか?

freee経費精算は1ユーザー880円から利用できるため、少人数でもコストを抑えられます。楽楽精算は月額3万円〜の固定費がかかるため、10名以下では割高になりやすい点を考慮してください。

Q3. 既存の会計ソフト(弥生・勘定奉行)と連携できますか?

楽楽精算は弥生会計・勘定奉行を含む主要会計ソフトへの連携実績があります。freee経費精算は主にfreeeシリーズとの連携が中心のため、弥生・勘定奉行との連携要件がある場合は楽楽精算を優先的に検討してください。

Q4. 無料トライアルはありますか?

両製品とも30日間の無料トライアルを提供しています(記載時点の公開情報)。実際の業務フローで試してから購入判断することを推奨します。

Q5. インボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応は?

両製品ともインボイス対応を標準で実装しています。領収書のOCR読み取り時に適格請求書かどうかの識別や、必要な項目の保存が可能です。具体的な運用方法は各製品の公式サイトで最新情報を確認してください。


まとめ

  • freee経費精算は1ユーザー880円〜、freee会計連携を前提に小規模・スタートアップに最適
  • 楽楽精算は月額3万円〜の固定費がかかるが、複雑なワークフローと幅広い会計ソフト連携が必要な30名以上の企業に向いている

どちらも30日間の無料トライアルがあるため、まず実業務で試すのが最短の判断方法です。


本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。料金は記載時点の公開情報をもとにしており、最新情報は各製品の公式サイトでご確認ください。

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